物事、慣れすぎたら終わりやで!
こんにちわ ファンクです。
人が事にあたるとき、慣れ不慣れというものがあります。
仕事、運転、趣味、スポーツ・・・あらゆる事象には慣れ不慣れがあります。
そしてほとんどの人は、不慣れなときより、慣れている方が上手くできていると感じることでしょう。
普通、人は慣れるということに、一見良いことのように感じます。
しかし、物事に慣れすぎると危ないこともあるのです。
わかりやすい例で言えば車の運転とかでしょうか?
免許取り立てのころは慎重に運転してた人も、数年もすれば慣れてしまいます。
そして、そういう頃に思わぬ事故を起こしたりするものです。
今回は、そんな慣れ不慣れを軸に、今日会社でおきた事を話していきたいと思います。
昨日入った新人さんが今日辞めたみたいです。
明日にならないとはっきりしたことはわかりませんが、事務所に新人さんの作業着が返されていたので、まぁまちがいなく辞めたのでしょう。
時を戻そう。
今日の午前中のことです。
新人さんが体調不良を訴えてきたので、とりあえず休憩室に行かせました。
管理職にその旨を伝え、自分は作業の続きをやっていました。
お昼に、事務員さんに新人さんのことを尋ねたら帰ったそうです。
力仕事は僕が引き受け、掃除とか簡単できつくない作業を新人さんにまかせていたんですけど暑さにやられたんでしょうね。
暑いなかでの慣れてない職場が辛かったのはわかりますが残念の一言です。
ただ、万が一のことがあったら恐いので仕方ないとは諦めてます。
誤解がないように言っときますが、絶対こき使ったりしておりません。
さて、仕事場にはエアコンがありません。
窯など熱源になるものこそありませんが、連日の猛暑にさらされたスレート屋根の作業場の暑さに、具合を悪くした新人さんを責めるのは酷すぎます。
暑さ寒さの感じ方は人それぞれなのですが、以前いた環境との違いによっても違ってくるでしょう。
僕の以前勤めていた職場は、今と同じくエアコンがありませんでした。
そして、今の工場と違い高温の熱源がありました。
もちろん、作業時の吹き出す汗は尋常ではありませんでした。
そこから今の職場だったので、この暑さは楽勝とまでは言いませんが、まだ許容範囲です。
しかも入社したのは五月だったので徐々に慣らしていった感じです。
その新人さんも春ころに入ってきたのなら、事態は変わってたのかもしれません。
しかも今日、工場付近の外温度は、この夏の最高気温39℃を叩き出していました。
もちろん、いくら暑くても室内温度はそれほどではなかったのですが、慣れていない新人さんにとっては十分、高温だったと思います。
つまり、僕が感じている体感温度と新人さんのそれで差があったのは間違いないです。
そういった観点からも、自分の身を守るため新人さんがとった行動は正解なのです。
そのまま我慢していたら本当にまずい展開になっていたかもしれません。
一方、その温度に慣れている自分はどうでしょう?
正直にいうと新人さんが体の不調を訴えたとき、自分も少し頭痛がしてたのです。
でも頭痛ならたまにしてるんで、あぁ少し頭痛がするなとしか思いません。
そのまま作業を続けてしまうのです。
一応、念のため、水分補給と小休止はとりましたが、その頭痛がなにかのサインだったとしたらこわい話です。
人は自分のことになると甘くなることがあります。
慣れた環境とはいえ、体調不良になったら注意するべきなのにも関わらずです。
これくらいならいいだろう、じき治まるだろう。
自分は大丈夫だろうと一種の「正常性バイアス」が働いてしまうのです。
そして、慣れていれば慣れているほど頑張ってしまうのです。
先ほどの車の運転の例とはまた違いますが、この慣れも危ないことにはちがいありません。
仕事を上手くこなす第一歩は慣れることですが、慣れすぎると危険なのです。
これはある地方工場に勤めるブルーカラーの話ですが、ホワイトラーも無関係ではありません。
毎日、市場とにらめっこの証券マンも、プログラミング言語を用いてシステム開発を行うプログラマーも、ヒット作を出したいテレビ局のプロデューサーもなにもかにも無関係ではいられないです。
もちろん体調のことだけを言っているのではありません。
魔は慣れたころにやってくるのです。
慣れる前は慎重に、慣れたあとはより慎重に。
ではまた(^▽^)/